【JLPT N4】もう迷わない!「~のは」の意味・使い方・例文を徹底解説
こんにちは!日本語教師のタッチメンです。 JLPT N4レベルを勉強している皆さんは、「『のは』と『のが』、どう使い分ければいいの?」と悩んだことはありませんか?
「~のは」をマスターすると、自分の意見を伝えたり、大切な情報を強調したりするのがずっと上手になります。この記事を読めば、形(接続)から細かいニュアンスの違いまで、一読で完璧に理解できますよ!
この記事を読むメリット:
- 「~のは」の正しい接続ルールが完璧にわかる。
- 自分の感想や評価を自然に言えるようになる。
- 一番伝えたい情報を強調するテクニックが身につく。
- 「のが」「のを」「こと」との違いがハッキリわかる。
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目次
1. 「~のは」の意味とフォーム(基本の形)
意味:動詞や形容詞を「名詞」に変える
「~のは」の大きな役割は、動詞や形容詞を名詞に変える(名詞化)ことです。そして、その名詞化した部分を文のテーマ(主題)にします。
ポイント:「の」は「代名詞」の役割!
ここでの「の」は、具体的な言葉の代わりをしています。文脈によって、以下のどれかを指しています。
- の = ひと / もの / ばしょ / とき / りゆう
例えば、「生まれたのは仙台です」は「生まれた場所は仙台です」という意味になります。このように「の」を具体的な名詞に置き換えて考えると、とても分かりやすくなります。
フォーム(接続のルール)
「のは」の前の形には注意が必要です。特にナ形容詞と名詞は「な」を忘れないようにしましょう。
- 動詞: [辞書形 / 普通形] + のは
- 例:書くのは、食べたのは
- イ形容詞: [普通形] + のは
- 例:難しいのは、面白かったのは
- ナ形容詞: [語幹 + な] + のは
- 例:大切なのは、便利なのは
- 名詞: [語幹 + な] + のは
- 例:問題なのは、病気なのは
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2. 「~のは」の主な使い方
大きく分けて2つの代表的な使い方があります。
2.1 感想や評価を言うとき(Vのは Adjです)
ある行動に対して、自分がどう思うか(意見・感想)を述べるパターンです。
よく一緒に使われる形容詞(感想・評価): 難しい、易しい、面白い、楽しい、危ない、大変だ、体にいい/悪い、無理だ、気持ちがいい、嬉しい、寂しい、便利だ。
例文:
- 漢字を書くのは難しいです。
- 朝早くジョギングするのは気持ちがいいです。
- いろいろな国の人と話すのは楽しいです。
- 一人でこの荷物を運ぶのは無理です。
2.2 大切なことを強調するとき(強調構文)
「AはBです」という普通の文よりも、後ろの「B」の部分を一番伝えたいときに使います。
文の構造: [事実・説明] + のは + [一番伝えたいこと(名前、場所、時間、理由など)] + です。
例文:
- 私が生まれたのは(場所は)仙台です。
- 日本へ来たのは(時は)昨年です。
- 一番大切なのは(ことは)家族です。
- 事故で怪我をしたのは(人は)弟です。
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3. どんな場面で使うの?
会話の中で「~のは」を使うと、相手に情報が伝わりやすくなります。
- 新情報の導入: 「今からこれについて話しますよ」と新しいトピックを出すとき。 (例:日本に来て、一番驚いたのは物価が高いことです。)
- 質問への回答: 「いつ?」「どこで?」と聞かれたとき、その答えを強調して答える場面。 (例:A「初めて会ったのはいつですか?」B「初めて会ったのは3年前です。」)
- 間違いの訂正: 相手が言ったことが違うときに、正しい情報を強く伝える場面。 (例:A「京都に住んでいるんですか?」B「いいえ、私が住んでいるのは大阪です。京都じゃありません。」)
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4. 間違いやすい表現との違い
ここが一番のポイントです!しっかり整理しましょう。
4.1 「のは」 vs 「のが」
これらは後ろにくる言葉で見分けます。
| 助詞 | 意味・役割 | よく一緒に使う言葉 |
| のは | 話し手の意見・感想・評価 | 難しい、楽しい、大変だ、危ない、体にいい |
| のが | 個人の嗜好(好み)・能力 | 好き、嫌い、上手、下手、速い、遅い |
- 「歩くのはいや」と「歩くのがいや」の違い
- 「私は歩くのはいやです」:バスやタクシーなど他の方法がある中で、歩くという選択肢は選びたくない(意見・評価)。
- 「私は歩くのがいやです」:歩くという行為そのものが嫌い(個人的な好み)。
4.2 「のは」 vs 「のを」
「のを」は、特定の動詞と一緒に使われて、そのアクションの内容を示します。
- のを忘れました: 窓を閉めるのを忘れました。
- のを知っていますか: 田中さんが会社を辞めるのを知っていますか。
4.3 「の」 vs 「こと」
どちらも名詞にする役割がありますが、使い分けのルールがあります。
- スタイルの違い: 「の」は話し言葉(カジュアル・柔らかい)、「こと」は書き言葉(硬い)によく使われます。
- 定義文は「こと」: 文末が「~です」で終わる定義や職業の説明は「こと」を使います。
- 〇 私の仕事は日本語を教えることです。
- × 私の仕事は日本語を教えるのです。
- 決まった文型: 「~ことができる」「~たことがある」は「の」に置き換えられません。
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5. まとめと練習問題
今回のまとめ
- 「~のは」は動詞や形容詞を名詞に変え、文のテーマにする。
- 「の」は、人・物・場所・時・理由などの代わりをしている。
- ナ形容詞と名詞を繋ぐときは「なのは」の形にする。
練習問題:[ ]の中に「のは」か「のが」を入れましょう
- 毎日 漢字を [ ] 練習するのは 大変です。
- 弟は 泳ぐ [ ] とても 速いです。
- 私が 一番 欲しい [ ] パソコンです。
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【答え】
- のは(大変=評価)
- のが(速い=能力・特徴)
- のは(パソコン=強調したい物。※「欲しい物」の代わり)
「~のは」を使いこなして、もっと自然な日本語を目指しましょう!応援しています!




