こんにちは。日本語教師のタッチメンです。
日本語学校の専任教師として7年以上働いています。勤務先は県内でも有数の在籍者数を誇る日本語学校です。今まで延べ1000人以上の学習者に日本語を教えてきました。その間約100人の日本語教師のみなさんと一緒に働いてきました。
そんな日本語学校で経験したことをみなさんにお伝えしたいと思います。特に日本語教師を目指している人、日本語教育に興味がある人、新人の日本語教師のみなさんに日本語教育業界の現状を知ってもらいたいと思っています。
日本語業界のポジティブな部分はもちろん、ネガティブな部分を包み隠さず紹介していきます。一人でも多くの方に日本語教育業界に入りたいと思ってもらえるよう、頑張っていきますので、よろしくお願いします。
今回は【日本語教育エッセイ 喜びを感じること】というテーマで話していきます。
いろんな職業がある中で、日本語教師は喜びを感じるポイントが多い職業だと思います。喜びがあるので、とてもやりがいを感じられます。
今回はその中で先生同士の交流に関する喜びを感じられるポイントをいくつか紹介していきます。日本語教師を目指している人や日本語教育に興味がある人はこの記事を見て、日本語教師の楽しさを知ってもらえたらと思います。
是非最後までご覧ください。
喜びを感じること3 同僚との交流
日本語教育で喜びを感じること3つ目は日本語教師の同僚との交流です。ここでいう同僚は先輩後輩、専任非常勤関係なく、一緒に働いている日本語教師全員のことを指します。
日本語学校の多くはリレーティーチングを導入しているので、複数の先生で1クラスを担当します。そのため日本語学校で働くと多くの同僚と一緒に働くことになります。
また日本語教師をしている人は人との交流が好きな方が多いです。もともと外国人にいろいろ教えてあげたいという気持ちを持っているので、日本人同士の交流にも積極的です。そのため自然と先生同士の交流が盛んに行われています。
そんな同僚との交流の中で特に喜びを感じるポイントをいくつか紹介します。
違う世代や性別の方と仲良くなれる
日本語教師はさまざま年齢や性別の方がいます。普段の生活ではなかなか交流することがない世代の方と知り合うことができます。さらには共通の話題があるので関係性を築くのも難しくありません。
仲良くなるといろんな話をすることができます。人生経験が豊富な方もいるので、相談に乗ってくれていいアドバイスをしてくれることもあります。時には人生論的な有意義な話を聞く機会もあるかもしれません。
社会人になるとなかなか新しい知り合いが増えませんが、日本語教師は横の繋がり多い業界です。働いている人数が多く、入れ替わりもそれなりにあるので、新しい出会いには困りません。
いろんな世代の人と幅広く知り合える機会が多いのは日本語教師の特徴の1つです。
授業後に先生同士でFBをすること
先生同士で話をするときに定番の話題はその日の授業の話です。その日の授業のよかったところや大変だったところをみんなで報告し合います。
他にはその日のテスト結果を共有したり、学生の様子を報告したりします。
時にはカリキュラムや学生の学習態度に対する軽い愚痴を話しをすることもあります。
ただの世間話のように見えることもある時間ですが、いろいろな情報を聞くことができる機会でもあるので、適度に会話に入ることをおすすめします。
先生同士で学生の話をすること
先生同士の会話テーマで外せないのは学生の話です。
同じクラスを担当している先生とは、クラスの学生の様子や趣味などの普段の生活について知ってることを話します。時には学生同士の恋愛事情などを共有することもあります。
同じクラスを担当していない先生とは、過去に教えたことがある学生が今どうなっているかを話すことが多いです。同僚から学生の成長を聞くことができたり、学生との困った経験談を聞いて共感したりと懐かしい気持ちになります。
長年勤めている先生からは過去の学生の話を聞くことがあります。優秀な学生やおもしろい学生、手のかかった学生といろんなタイプの有名な学生の話を聞きます。
学生が卒業後もみんなで思い出話をするぐらい学生の話はいつまでたっても話題が尽きないテーマです。
先生同士で文型や言葉について議論すること
日本語教師として慣れてくると、日本語学校の中で仲のいい先生が増えてきます。気軽に話ができるようになると、文型や言葉について質問したりされたりするようになります。
文型や言葉についての質問は授業で上手く行かなかったところ、テスト・宿題の添削、次週の授業内容など様々です。
1人で考えるよりも複数で考えたほうが納得のいく答えに辿り着きやすいです。また、その議論の最中に、他の先生達の考え方や教え方、準備の仕方などを知ることができます。
中には議論することを苦手にしている先生もいますが、仲の良い先生同士で文型や言葉について議論するのは、指導力向上にも必要なことだと思います。結果的に学生のためになるので、是非みんなで話し合ってみてください。
以上、日本語教師として喜びを感じること同僚との交流編でした。





